ケガや痛みのないクライミングをめざして 肉離れ

ケガや痛みのないクライミングをめざして 肉離れ

はじめて肉離れに

先日、頚椎症になってクライミングができなくなり3ヶ月。

ようやく肩の痛みが治まり、右腕と指のしびれがマシになってきました。まだ指や腕にしびれが残っていますし、ビレイをするとしばらくの時間しびれが取れなかったりしますが、ボチボチとリハビリクライミングをしております。

ところが本日、久しぶりに不動岩に行くつもりで宝塚駅のホーム階段を降りていたら、突然ゴルフボールをぶつけられたような、後ろからつま先で蹴られたような衝撃と、ブツッという感触があって右足のふくらはぎに痛みが。

階段をいそぎ足で降りており、最後は少し踏み切った感じだったのかもしれないが、そんなに急激な動きをした訳でもなかったので、最初は訳が分からず、誰かに蹴られたと思って後ろを振り返ったぐらいだった。

ふくらはぎに広がる激痛。なんとか足を引きずりながら約束の道場駅まで行き、仲間に事情を話して、そのまま電車で帰宅。駅についた頃には、すっかり歩行困難になっており普段10分かからないところを20分ほどかけてなんとか家に辿り着く。

電車の中で色々と応急処置について調べていたので、帰ってからひとまずアイシング。まったく使い物にならなくなった自分の右足を見て、しばし呆然‥。

癖になりやすい、やっかいな肉離れというケガ

ふくらはぎの肉離れに関してはネット上にたくさん情報が出ていますが、完治するまでに運動してしまう人が多いらしく、再発し癖になりやすいとのこと。クライマーは肉離れ以外にもケガはつきものかもしれませんが、自分の備忘録もかねて、また再発防止のために原因など整理して、ブログに残しておくことにします。

とりあえず応急処置

これもネットで調べるとたくさん出てきます。

RICE処置

スポーツ外傷の場合は、まずはRICE処置が基本ですが肉離れもそのようです。

・安静 Rest

・冷却 Icing

・圧迫 Compression

・挙上 Elevation

肉離れには症状に3つの度合いがあり、Ⅲ度(重症)以外は手術の必要はなく、主に保存治療を行います。

肉離れの病態と原因

スポーツによるものが多く、典型的なふくらはぎの肉離れは、下腿二頭筋の内側頭の筋肉の部分断裂です。大腿部のものは、前面は大腿四頭筋、後面はハムストリングの筋部分断裂です。 筋肉が伸ばされながら収縮すると、筋力に負けて部分断裂を生じることがあります。それが「肉離れ」です。

参考 日本整形外科学会ホームページ

肉離れの原因

①筋肉の柔軟性の低下

②筋疲労

③筋肉のアンバランスな付き方

④加齢・運動不足

⑤ウォーミングアップ不足

肉離れの原因はさまざまで予防も難しいらしいのですが、筋肉が硬くなっている状態で、急激に伸ばされるときに切れてしまうため発症するようです。

自分の場合は、まずは年齢。もうすぐ47歳になるので、以前のイメージで身体を使っているとケガが増える歳なのだと実感しました。さらに前日に笠置でボルダリングをやって「トコロテン」という課題で右足ヒールフックや右足かきこみを何度もやったせいもあるかもしれません。リードクライミングではボルダーほどヒールフックはしないので、たまにするボルダーで知らず知らずの内にふくらはぎの筋肉を酷使してしまっており、翌日朝のまだ身体が暖まっていない状態が、すでにリスクの高い状態だったのかもしれません。

これからについて

年内はもう足を使ったクライミングは難しいと思いますが、なってしまったものが仕方が無いので、この機会に普段取り組まないトレーニングでもすることにします。

今日が2019年12月15日、完治するまでどうなのか、いつ頃から登れるか、またリハビリや固まった筋肉のほぐし方など、共有できるようであれば、またご報告します。

めげずにやれることをやります!