暴風の八ヶ岳 コアエリア縦走①
八ヶ岳縦走(天狗岳〜根石岳、硫黄岳、横岳、赤岳、阿弥陀岳の予定)
10月の三連休に、八ヶ岳に行ってきました。
天気予報があまり良くなかったのですが、台風もそれていったので雨はそれほどでもない様子。
大阪から夜行バスで出発です。金曜日の21時40分梅田発なので、仕事もあるので時間かなり厳しかったのですが、なんとかセーフ。
今回の八ヶ岳は渋の湯から登るので、茅野駅で高速バスを降り、そこから路線バスで渋の湯へ。茅野駅には6:00に到着、渋の湯行きバスは7:00発なので時間は余裕ありです。
軽く腹ごしらえを済ませ、バスに乗車。茅野から美濃戸方面にはたくさん人がいたのですが、渋の湯方面は人が少なかったです。自分達以外に一組ぐらい…。
アルピコ交通で約1時間、バス代は1150円です。
渋の湯に到着。
温泉街特有の硫黄の匂いが立ちこめます。
歴史ある温泉という雰囲気ですが、三連休のわりに人がほとんどいない…。
時間は8:00、そんなに早朝というわけでもないんですが…、人気ないのかな?
バス停から少し下がったところでトイレを済ませて、さてこれから登山開始。
まずは天狗岳方面へ、黒百合ヒュッテを目指します。
ほどなく八方台分岐。登山道はバッチリ整備されていて、分岐にはほぼ標識があるので迷うことはないと思います。
唐沢鉱泉分岐、順調です。
苔むした樹林帯の中を進みます。このあたりはやっぱり八ヶ岳っぽいですね〜。
10:20 黒百合ヒュッテ着。
天気は曇ってますが風はまだ穏やかで、少し肌寒いですが予想よりは天気もってます。
ここでちょっと珈琲など飲んでひと休み。黒百合ヒュッテのケーキなどを頂きました。
ブルーベリーのソースのかかったケーキ、美味かった…。
天狗岳へは、天狗ノ奥庭ルートを選択。軽い岩登りで楽しいルートです。
天狗岳、東天狗と西天狗が見えました。これから歩く尾根道も見えていて開放感あります♪
天狗の奥庭。
頂上で少し休憩後、ザックをデポして空身で西天狗へ向かいます。
12:40 西天狗岳
テント泊装備なので、ザックの重量はそこそこあるので、空身だとラクですね〜。15分ほどで到着です。
ここからは、明日歩く予定の山々、硫黄〜赤岳、阿弥陀岳まで一望できます。
ここから東天狗に引き返して、根石岳方面へ。
東の方向には本沢温泉、また今度は温泉に浸かりたいな…。
根石山荘に向けて、出発。
少し歩くと、根石山荘。
風と雨の対策でしょうか?屋根に石が…。
根石山荘にはテント、一張りもありませんでした。
明日は風がきつくなる予報なので、稜線にあるこの小屋にテント張る人少ないのかもしれません。
ここからゆるやかな階段のある道を通って、オーレン小屋方面へ。
箕冠山。標識も立派ですね〜、このあたりも八ヶ岳っぽい。
本日のテン場、オーレン小屋に到着。この小屋、本当に充実しています。
まずトイレがめちゃキレイ、そして水が超ウマい。
小屋にはコタツがあり、みんながくつろぐところにはテレビが。
テン場も広くて快適です。
大量のマキで、大きな釜でなにか焚かれていました。
テン場は、夏沢だけかんぱキャンプ場という名前です。
しっかり作ってはりますね。
キャンプ場もスノコが敷いてあって、平坦なので寝やすい〜。直に地面やないので、かなり暖かさとか違うのではないでしょうか。一人1,000円なり。
トイレがキレイなのに加え、なんと暖房便座で水を流すボタンはリモコンでした。
ほんとに山小屋のトイレ、キレイになりましたよね〜。というかさすが八ヶ岳。
小屋泊まりの人は、夕飯は名物の桜鍋(馬のお肉)らしく、最初すき焼きかと思ったのですが、とても美味しそうなお鍋でした。一度食べてみたい。
テン場からの夕陽、あまりにキレイなので、写真をパチり。
iphoneでの撮影(しかも4sです…)なんですが、すごいキレイですね。
その日の晩は、お鍋とビールで豪勢な食事。食事の用意はすべてお任せしてしまい恐縮です。
ウマかったです、ありがとうございました。写真撮っておけば良かった…。
◎1日目の記録
8:25 渋の湯登山口
9:08 八方台分岐
9:35 唐沢鉱泉分岐
10:22 黒百合ヒュッテ 11:05発
12:15 東天狗
12:40 西天狗 12:55発
13:20 東天狗
13:32 根石岳山頂
13:38 根石山荘
14:17 オーレン小屋(幕営)
2日目(硫黄岳〜横岳〜赤岳、阿弥陀岳の予定)
ゴハンをいただき、シュラフに潜り込んで寝ていると、ちょうど深夜12時頃から雨が降り始めました。
それと一緒に風が出てきて、テン場自体は少しくぼんだところにあるおかげで、直接風を受けていないのですが、まわりの樹林にあたる強い風のせいで、森が轟々と音を立てています。
その音で風の強さがなんとなく分かるのですが、風が強い…。
明日、大丈夫かな?と思いながら再度就寝。雨、風が強くならないことを祈りつつ…。
翌朝、起きてみると、外はやはり雨。
大雨というほどではないのですが、予報では10時ごろまでは雨のようです。
5:00出発を予定していたのですが、天気が悪いのでムリをせずに様子を見ます。
その分、ゆっくり朝ゴハン。
その後9:00ごろになって雨がほぼあがったので、とりあえず硫黄岳まで上がることに。
風の様子で、横岳方面に行くか赤岳鉱泉方面に降りるか考えようということになりました。
テントを撤収して10:30にオーレン小屋を出発。
10:55 夏沢峠。ヒュッテ夏沢には誰もいません。
ガスもひどくなってますね。
そしてここから硫黄岳に。晴れていればなんということも無い登山道ですが、風が強い…。
ときおり吹く突風は、耐風姿勢をとらないと飛ばされそな勢いです。20m以上の風やったんではないでしょうか。
周りに歩いている人は誰もいませんし、これは横岳方面ムリ…、残念です。
12:00 硫黄岳に到着。
カメラを構えるのもひと苦労なほどの強風。
ガスもひどく、平らな硫黄岳頂上は迷いそうなのでケルンを見ながら、すぐさま下山。
なんか危険を感じるほどです。
風裏に入るといくらかマシで、赤岩の頭を経由して樹林帯へ。
さっきまでの風は、森が守ってくれて安全地帯に入った感じです。そのまま赤岳鉱泉を目指します。
13:10 赤岳鉱泉 到着。
ここでラーメンなどでカラダを暖めます。風、やばかった〜。
今日はテン場、赤岳鉱泉でも良かったのですが、明日天気次第で赤岳登るなら、行者小屋のほうが近いので予定通り行者小屋で幕営することに。
たっぷり休憩して、行者小屋へ。
途中、マムート階段が。
これ赤岳の登山道の階段で見たことあったような…、ここにも少しあるんですね。
中山展望台への分岐。今日は展望まったくなさそうなのでスルーします。
14:10 中山乗越。行者小屋はもうすぐですね。
14:20 行者小屋に到着。
テン場の受付をして、テント設営。
雨は上がってくれてますので、びしょ濡れのテントですがスムーズに設営できました。
ビール飲んで、今晩も豪勢な食事をして就寝。
パスタとカレー、カレーは2種類あってグリーンカレーとチキンカレーです。どっちも美味しかった〜。
今朝かなりゆっくりしていたので寝られるかな?と思っていたのですが、なんのことはない爆睡です。
明日、晴れるとええな〜。
◎2日目の記録
10:30 オーレン小屋発
10:55 夏沢峠
12:00 硫黄岳山頂
13:10 赤岳鉱泉 13:42発
14:14 中山乗越
14:22 行者小屋 (幕営)
その②へつづく…。
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