GPSで救われた?冬の釈迦ヶ岳
大峰の釈迦ヶ岳に行ってきました
釈迦ヶ岳山頂は世界遺産の修験道「大峯奥駈道」を通るルートになっており、 釈迦ヶ岳のシンボル「釈迦如来」が迎えてくれます。
眺望の素晴らしい山と聞いており、前から登りたいと思っていたので、今回冬の時期ですが、初めて登りました。
国道168号から旭林道を車で行けるところまで進んで、旭林道登山口から入りました。
登山口には「熊出没注意」の看板が…、まだ冬眠してくれてたらいいのですが、出くわしたら怖い。なんか絵もリアルです…。
本当は太尾登山口まで進むのが一般的なのかもしれませんが、途中でかなり大量の岩の崩落があって進めませんでした。
なので途中にある沢の横の登山口から入ります。
こちらが山と高原地図では、旭登山口となっています。
しかし入って少し戸惑いました。
トレースが全くないのです。
登山口から50mぐらいでいきなりルートファインディングです。
かなりの間、人が入っていないような様子です。
やはり冬期通行止めがきいているのでしょう。この時期は、前鬼側から上がるのが一般的なのかもしれません。
しかも積雪がそこそこあるので、踏み抜きにも注意が必要です。
とりあえず稜線をめざして、尾根を進みます。
が、全く踏まれていないので倒木や枝、群生している笹をよけながら当然のように藪こぎ…。
しょっぱなからなので、かなり大変です。
山と高原地図で夏なら40分程度のところを1時間程かけてようやく1,456m地点の分岐まで到着。
そして稜線の台地はかなりのガスの上、だだっ広いのでしっかり方角を確認しながら進まないと迷いそうです。
そこで先日、山岳会のメンバーから格安で譲ってもらったGPSを今日現地で試してみようと持参してきたんですが、
これが大活躍!
ガーミンのオレゴン300です。
少し前のモデルですが、立派に使えますし、おそらくすべての機能は使いこなせないほど多機能なGPSです。定価だと恐ろしく高価なのでまず買えませんが…。
ホワイトアウト手前の台地を、GPSでルートを確認しながら登り、古田の森や、千丈平を通過。
広い台地を抜けて、最後にやや急な勾配を登って、無事に釈迦ヶ岳のピークに到達することが出来ました。
頂上には、お釈迦さんの像が立っています。
大峰の中でも、標高は高いほうですね。
一等三角点もありました。
頂上は雪と風で凍てついてます。
天気が良ければ360度の眺望がある釈迦ヶ岳も、今日はゼロ。
写真は今回ガスがひどかったので、ほとんど撮れませんでした。
雰囲気の良い山だったので、残念です。
帰りも降雪のために登りのトレースがほぼ消えています。
ガスもあって視界悪いため、またもやルートファインディングしながらの下降。
下山時もGPSに助けられました。
それにしても旭林道登山コースは、なかなか厳しいコースでした。
登りの太尾登山道と合流した後は、尾根通しの緩やかなルートで、歩きは問題ありませんでしたが、下りの1,456m地点からの部分は薮と勾配キツめの尾根を下る難コース。
雪でトレースも無かったので、かなり苦労させられました。
ひょっとして道を間違ってたんかな?
今度は雪の無いときに登って確かめようと思います。
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