穂高縦走 2泊3日で行ってきました②
涸沢岳ピストン、ザイテングラート〜涸沢、北穂高岳ピストン(2日目)
さあ、2日目です。が、あいにくの天気で朝からガスがひどく霧雨もパラついています。午後から天気が回復傾向とのことなんですが、大キレット方面へ行くかかなり悩みました。
天気の回復を待っていると、殺生ヒュッテに着くのがかなり遅くなりそうなのと、昨日さんざん雨に降られたせいでモチベーションを奪われてしまってます。
朝の穂高岳山荘から奥穂高の様子。
あまり天気が良くないんですが、とりあえず涸沢岳まで行って、山頂の雰囲気で決めようと思い山頂へ。
風が強く、ガスが流されて穂高連峰が一瞬ですが少しだけ顔を覗かせます。
涸沢岳山頂。
空は晴れてきていますが、風があって岩は濡れてます。
かなり悩んだ挙げ句、山荘で涸沢の紅葉がすごいと聞いたこともあって、涸沢に降りることにしました。
涸沢岳から下に降りてきた頃には、ガスも晴れてきていました。奥穂高方面にアタック中のパーティーさん達が見えます。
ザイテングラートを下降します。
前穂高岳の北尾根が見えます。写真はイマイチですが、実際の紅葉はキレイです。
常念岳。朝靄の中でかっこいいです。
下っている途中で、どんどん天気が回復してきました。
途中で色づいたナナカマドをパチり。
涸沢着。テントは前週に比べるとかなり少ないはずです。
テン場の受付は11時なので、先にテントを設営します。一式びしょ濡れなので、雨が上がってくれて、テントが乾かせるので助かります。
そんなこんなしていると、涸沢のキャンプ場でお隣の方が話しかけてきてくれて、今日は12時〜15時の間が晴れるとのこと。
時間もまだまだあるし、北穂でも登るか〜ってことで、ザックに必要装備だけを入れて、南稜を登って北穂高岳へ出発です。
南稜の途中から、東陵のゴジラ。
涸沢から1時間50分ほどで北穂山頂に到着。荷物が軽いと、カラダが軽い。
予定よりもかなり早く山頂に着きました。
眺望も最高で、槍ヶ岳もはっきり見えています。
そのまま北穂高小屋へ。
ここでライターが点かず困っている方がいらして、火を貸してあげたのですがお礼にということで
バーナーで焼いた、イカの炭火焼などをごちそうになりました。
これがまたウマいっ!ガマンできずにビールを買い、乾杯です。
その方、新潟から来られて今日は北穂高小屋に宿泊するとのこと。
「泊まっていったらいいやないの〜」とえらく勧められたのですが、自分は涸沢にテント張ってますので…。
でもいろいろと小屋前でごちそうになり、1時間ものんびりしてしまいました。
天気も良く、槍から大天井まで表銀座がはっきり見えてます。昨日とはえらい違いやな〜と思いつつ、ヘルメットと一緒に記念撮影。
頂上で景色を堪能した後は、涸沢に向けて出発です。
下りも軽く、ちょうど1時間で降りてこられました。
涸沢に戻ったの14時前だったのですが、テントが一気に増えてました…。それでも100張あるかぐらいなので、空いているほうですね。
空いている涸沢のキャンプ場は、もう天国です。なんでも売ってるし。
お隣さんが下山を待っていてくださってて、ビールで乾杯です。(ごちそうさまでした〜)
紅葉したナナカマドと涸沢カール。
iphoneでの撮影なので、これも写真イマイチですが実際は超キレイ。
陽の当たっているところと影になっているところのコントラストが神秘的な感じでした。
その日はそれから夕暮れまで、のんびりと涸沢の景色を眺め、すっかり乾いてくれたテントで安眠です。
2日目の記録
穂高岳山荘 6:30発
6:50着 涸沢岳 7:00発
7:10着 穂高岳山荘 7:15発
8:12着 涸沢ヒュッテ
涸沢ヒュッテ 9:45発
11:35着 北穂高岳
11:40着 北穂高小屋 12:35発
13:40着 涸沢ヒュッテ(幕営)
涸沢〜上高地下山(3日目)
さあ、いよいよ下山。あとは上高地BTに戻るだけです。
下山路もキレイで、ダケカンバが多く黄色く色づいてます。
屏風岩、すごい壁です。いつか登ってみたい…。
横尾、ちょっと休憩して先に進みます。
小梨平キャンプ場でお風呂。この日は早くからやっていて、午前中でしたがすぐに入れました。
しかも貸し切り状態。入浴料は600円。
河童橋、人で賑わってました。
この日はあっさり下山してきてしまったせいで、上高地で少々時間を持て余しました…。
後から考えれば、パノラマコースで下山してきても良かったかな…。
まあでも、最後はいい天気でいい山行。
地味に3000m峰を4座(前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳)踏んでこれました。
3日目の記録
6:15発 涸沢ヒュッテ
7:01着 本谷橋 通過
7:45着 横尾 8:05発
8:48着 徳沢 9:05発
9:40着 明神 9:45発
10:15着 小梨平キャンプ場(入浴)
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楽しく読ませていただきました。
雪彦山ではよろしくね!
いや、ヘタレな山行なのでお恥ずかしい限りです…。
こちらこそ、雪彦よろしくお願いします。