穂高縦走 2泊3日で行ってきました①
重太郎新道〜前穂高岳〜奥穂高岳(初日)
2015年のシルバーウィークの翌週に、穂高に行ってきました。
今年のシルバーウィークは5連休で、しかも好天だったので大変な人出だったみたいです。
自分は残念ながら仕事が入っていて、会の合宿にも行けずじまいだったので、翌週に振替休日を取って二泊三日、単独で行ってきました。
当初は奥穂高岳から槍ヶ岳まで縦走するつもりだったのですが、あいにく天気が悪く、テント泊装備で大キレットを越えるモチベーションが無くなってしまい、エスケープルートでの山行になりました。
初日(上高地〜岳沢〜前穂高岳〜奥穂高岳〜穂高岳山荘)
大阪からさわやか信州号の夜行に乗って、上高地のバスターミナルに着くと、あいにくの雨。
金曜日で雨天ということもあって、人出はやや少なめでした。それでも40〜50人ぐらいはいたと思います。さすが紅葉シーズン。
レインウェアを着込んで、いざ出発。 河童橋を渡って、岳沢方面へ。
他のみなさんは明神、横尾方面へ行かれる模様。涸沢の紅葉もキレイなんやろうな〜と思いつつ、一人で岳沢を上がります。
雨がけっこうひどいので、道中に写真を撮ることもなく、岳沢小屋に到着。誰もいません…。
ここまで誰にも逢わずで、こんなに空いてる穂高は初めてです。
ちょっと休憩して、重太郎新道で前穂方面へ。
雨で滑りそうなので、慎重に進みます。相変わらず撮影は無し…。眺望もガスがひどくまったくありません(涙)
ほどなくしてカモシカ立場に到着。普段なら眺めのいいところですが当日はこんな感じ。
ここで少し休憩していると、上から降りてきた人が。
本日初めて逢った人で、穂高岳山荘からとのこと。8:30頃だったのでかなり健脚な方のようでした。
「上の方もガスってて、何も見えないですね…」とおっしゃってました。
もう今日は仕方ないね、でも空いてるからいいか〜と思い直して出発です。雨は少し小降りになりましたが、いい感じで降り続いてます。靄の幻想的な感じも良く思えてきました。
雷鳥広場に到着。
ここまで結構な急登なので高度を稼いでいると思われます。
ここはそのまま通過。登りがキツいけど、紀美子平までもう一踏ん張り。
紀美子平着。ザックを降ろします。
今回のザック。
軽量化を優先し、40LのULザックですが2泊3日のテント装備もなんとか収まってます。
(カメラのピントが甘いのは、iphoneを防水ケースに入れて、それで撮ってるからですね)
相変わらず誰もいませんが、ザックがひとつデポされてるので、誰か前穂にアタック中のようです。
「おお〜、人がいる〜」、と思って自分もすぐに前穂に登ります。
頂上の手前でその方とすれ違い、前穂高岳に無事登頂。春に来たときは雪に埋まってた山頂の標識をパチりと撮影して、すぐに下山。風も出てきました。
紀美子平で先ほどの方と少しお話を。
穂高岳山荘から上高地へ下山するとのことで、逆方向でしたが、雨で滑りやすいのでお互い注意しましょうと言って別れました。この方も単独で朝から誰にも逢ってないとおっしゃってました。
ここから吊尾根です。
途中、登山道の前に雷鳥が飛び出してきたので一枚パチり。
雷鳥は人懐っこいので、逃げませんね…カワイイです。
雷鳥さんに少し癒されながら、雨の吊尾根を進みます。
ガスがひどく、途中で違う踏み跡を追ってルートミスをしつつもなんとか南稜の頭へ到着。
奥穂高岳まではあと少し。しかし何にも見えませぬ…。
奥穂高岳の祠が見えました。そして人影が…。本日3人目の出会いです。
奥穂高岳に登頂。日本で第3位の標高3,190mです。眺望は残念ながらありません、が空いてました(笑)
天気も悪く、すでにかなり濡れているので、早く小屋まで行きたくて早々に穂高岳山荘を目指します。
あと30分ほど頑張ります。
穂高岳山荘着。
テン場の受付を済ませて、すぐにテントを設営します。
この日は自分を入れてテントは3張でした。先週は大混雑やったやろうに…。
受付でタオルを貸してくださったり、小屋はストーブが焚いてあったり、おまけにフリーのwifiまで。
穂高岳山荘はサービスいいです、スタッフの方は外人さんなのに日本語うまいし…。(^○^)
トイレもメチャきれいで標高3,000mにあるとは思えん、すごいですね。
初日の行動記録
上高地BT 5:30
7:10着 岳沢小屋 7:30発
9:50着 紀美子平 10:00発
10:30着 前穂高岳 10:40発
11:00着 紀美子平 11:10発
12:50着 奥穂高岳 13:00発
13:20着 穂高岳山荘 テント泊
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