北穂高岳 東稜(ゴジラの背)に挑戦

海の日に穂高へ
所属山岳会の夏合宿で、穂高へ行ってきました。
会では3パーティーに分かれて、北穂高から前穂高までの縦走班、北穂高の東陵を登る班、滝谷ドーム中央稜を登るバリエーション班の3つ。
自分は北穂高の東陵、ゴジラの背に初チャレンジです。
日程は海の日の3連休。毎年この祝日は天気があまり良くないのですが、今年も例年通りの雨予報…
果たして天気はどうなのか?
上高地〜涸沢(定着)〜北穂高岳
さあいよいよ出発。あかんだな駐車場に車を停め、バスで上高地へ。
さすがに3連休、人で賑わっています。
ここから、まずは横尾をめざして歩きます。
梓川沿いの平坦な道を歩いて、明神を過ぎ、1時間半ほどで徳沢へ到着、人がやはり多いですね。
蝶ヶ岳方面を向かう人なのか、「蝶」と書いてあるTシャツの人たちを見かけました。長塀尾根はけっこしんどいんですよね。この天気だと足元も少し悪くなってそうです。
そしてほどなく横尾へ到着。ここまでで約2時間半というところでしょうか。
槍ヶ岳方面へ向かう人たちと分かれて大橋を渡り、本谷橋から涸沢方面へ。
ここまでは天気も小雨が降ったり止んだりの小康状態。本谷橋から涸沢下の雪渓あたりでザッーときましたが、
なんとか天気も持ちました。
到着時の涸沢です。
ガスってます、雪やはり多めです。明日登る北穂高も見えてますが北穂沢には雪渓がしっかり残ってます。
その後テントを張るときに、少し降られましたがなんとかテントも無事設営完了、その後ビールで乾杯です。
雪が思いのほか残っていて
今年の涸沢は例年よりも少し残雪が多く、涸沢のテン場も雪に覆われている部分が多かったように思います。
我々のチームは例年の積雪を予想していたためアイゼン、ピッケルを準備していないメンバーがおり、東陵までの取付部分の雪渓で万一のことがあっては、とのことで残念ながら東陵を断念。
天気も不安定なので、自重して明日南稜から北穂高を目指します。
ゴジラが見える、次回かならずリベンジ
翌朝は見事に晴れました!午後からまた崩れてくるようですが、涸沢カールの青空のコントラストが美しいです。
そして南稜から登るはずだったゴジラのギザギザを眺める。
天気も持っているので、なんとも無念。
そして西側には前穂や吊尾根が。
やはり穂高連峰は眺めが良いです。
ほどなく北穂高の頂上に到着。南稜は特に危険箇所もなく無事に登頂できました。
頂上に着いた時点では残念ながらガスで眺望なし。小屋で少し休憩して、ピストンで涸沢に戻ります。
ザイテンを下る案もあったのですが、雪が少し気持ち悪いとのことで南稜ピストンで安全策です。
小屋の上から、ほんの少し槍さんが顔を出してくれました。雲の隙間をついてとんがり帽子がかっこいいですね。
帰りに雷鳥さんとキレイなお花に遭遇
雷鳥の親子が鳴いていました。雷鳥が鳴くと、天気が荒れるというようですが、明日はカミナリになるんかな?
3日目は下山のみなので、その晩はみんなで宴会。会のメンバーさんが大量にお酒をボッカしてくださっていたので、ワインや焼酎などをみんなでいただきました〜。
帰りは上高地の名物、ソフトクリームと河童橋を写真に収め、次回のリベンジを誓ったのでした。
ゴジラは残念でしたが、楽しい山行でした。
山行記録
19日
上高地6:05⇒明神池6:50 7:05⇒徳沢7:45 7:55⇒横尾8:55 9:00⇒本谷橋10:00 10:10⇒涸沢11:30
20日
涸沢6:00⇒2500m 6:50 7:00⇒2800m 7:50 8:00⇒南稜テン場 8:50 9:00⇒北穂山頂 9:25 9:45⇒2700m 10:55 11:05⇒涸沢 12:05
21日
涸沢 6:45⇒本谷橋 8:00 8:10⇒横尾 9:10 9:20⇒上高地 12:00
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