大野富士と呼ばれる秀峰、荒島岳

大野富士と呼ばれる秀峰、荒島岳

日帰りで登ってきました

福井県大野市の南東にそびえる荒島岳は、大野富士とも呼ばれている、「日本百名山」の一山。

JR越美北線、勝原(かどはら)駅からも近く、アクセスが便利なので登山者が多い人気のお山です。

自分は勝原スキー場の駐車場から登ってきました。スキー場跡地のけっこう広々した駐車場です。

201208151028489b3s

まずは勝原スキー場のゲレンデの登り坂、いきなりの急登でここから標高700mあたりまで登ります。

リフトの終点まで登ると小荒島の山稜が前方に広がります。

そしてここがようやく登山口。

2014-06-22 08.32.56

そこから潅木帯を登るとブナの大木が林立する森の道になります。

この日は明け方まで雨が降っていたせいもあって、森の中はモヤがかかっていて神秘的な雰囲気。

これが「トトロの木」ですが、まさにそんな雰囲気です。

2014-06-22 08.58.06

この森はマイナスイオンがかなり出ていそうです。

その後は豊かなブナの原生林がしばらく続き、緩急を繰り返す尾根を進んでブナ林を抜け、湿地状の凹地に下る。落葉樹が密生する急斜面を直登して、しゃくなげ平へ。

しゃくなげ平を過ぎたあたりから、モヤが晴れてきて眺望が回復。雲海のような北方の山容がキレイでした。

2014-06-22 10.34.41

しゃくなげ平から荒島岳方面へ南への鞍部まで下ると「もちが壁」と呼ばれるヤセ尾根の急登が始まり、一気に高度が上がる。傾斜が少し緩くなりダケカンバが現われると、穏やかな起伏の稜線になり、前方に山頂が見えてきます。

こちら三角点。標高は1,523mです。

2014-06-22 10.55.43 HDR

東と南へ長大な尾根を派生する山頂は、越美山地の真っただ中にいることを実感できる最高の展望。

2014-06-22 10.51.09 HDR

頂上に到着してほんの一瞬だけガスが晴れ、白山連峰を見ることができました。ほんの数分間だけだったので、お天気に感謝感謝。

2014-06-22 10.51.30

帰りは、雨の影響かかなり泥濘んでいて、足下が滑って歩くのに少し苦労しましたが無事下山。

さすがに百名山、いい山でした。

ブナの原生林など通る気持ちのよいルートで、登山道は明瞭で迷うことはまずないでしょう。

2014-06-22 12.59.47

帰りは、あっ宝んど というお風呂でスッキリ。なんとも言えないネーミングですがお風呂は良かったです。

大人600円、プールとかフィットネスもあるみたいです。

コースタイム

勝原駐車場→(1:00)→トトロの木→(1:15)→しゃくなげ平→(0:40)→荒島岳→(1:00)→しゃくなげ平→(1:30)→勝原駐車場