大野富士と呼ばれる秀峰、荒島岳
日帰りで登ってきました
福井県大野市の南東にそびえる荒島岳は、大野富士とも呼ばれている、「日本百名山」の一山。
JR越美北線、勝原(かどはら)駅からも近く、アクセスが便利なので登山者が多い人気のお山です。
自分は勝原スキー場の駐車場から登ってきました。スキー場跡地のけっこう広々した駐車場です。
まずは勝原スキー場のゲレンデの登り坂、いきなりの急登でここから標高700mあたりまで登ります。
リフトの終点まで登ると小荒島の山稜が前方に広がります。
そしてここがようやく登山口。
そこから潅木帯を登るとブナの大木が林立する森の道になります。
この日は明け方まで雨が降っていたせいもあって、森の中はモヤがかかっていて神秘的な雰囲気。
これが「トトロの木」ですが、まさにそんな雰囲気です。
この森はマイナスイオンがかなり出ていそうです。
その後は豊かなブナの原生林がしばらく続き、緩急を繰り返す尾根を進んでブナ林を抜け、湿地状の凹地に下る。落葉樹が密生する急斜面を直登して、しゃくなげ平へ。
しゃくなげ平を過ぎたあたりから、モヤが晴れてきて眺望が回復。雲海のような北方の山容がキレイでした。
しゃくなげ平から荒島岳方面へ南への鞍部まで下ると「もちが壁」と呼ばれるヤセ尾根の急登が始まり、一気に高度が上がる。傾斜が少し緩くなりダケカンバが現われると、穏やかな起伏の稜線になり、前方に山頂が見えてきます。
こちら三角点。標高は1,523mです。
東と南へ長大な尾根を派生する山頂は、越美山地の真っただ中にいることを実感できる最高の展望。
頂上に到着してほんの一瞬だけガスが晴れ、白山連峰を見ることができました。ほんの数分間だけだったので、お天気に感謝感謝。
帰りは、雨の影響かかなり泥濘んでいて、足下が滑って歩くのに少し苦労しましたが無事下山。
さすがに百名山、いい山でした。
ブナの原生林など通る気持ちのよいルートで、登山道は明瞭で迷うことはまずないでしょう。
帰りは、あっ宝んど というお風呂でスッキリ。なんとも言えないネーミングですがお風呂は良かったです。
大人600円、プールとかフィットネスもあるみたいです。
コースタイム
勝原駐車場→(1:00)→トトロの木→(1:15)→しゃくなげ平→(0:40)→荒島岳→(1:00)→しゃくなげ平→(1:30)→勝原駐車場
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