残雪期の双子尾根 後立山連峰 杓子岳
GW残雪期 双子尾根を登る
連休で北アルプス、後立山エリアの双子尾根〜杓子岳を登ってきました。
今年は雪がやや少なめだったので、尾根に雪が付いていないところも多く、藪漕ぎもしながらの登山になりました。
BCのスキーヤーも多く、この時期は人気のエリアです。
猿倉から出発して小日向のコル、樺平を経由して、双子尾根から杓子岳を目指します。
5月3日
朝方はまだ雪も締まっていましたが、気温が上がるにつれてどんどん雪が腐ってきて、あやうく踏み抜きそうになる感じです。
なだらかな傾斜をゆっくりと登り、2時間ほどで小日向のコルに到着。双子岩という2つの大きな岩が目印です。広いテント場で、幕営しているスキーヤーのパーティーも多かったです。
そこから約2時間で樺平ですが、途中の藪漕ぎが少々大変でした。テントほかを背負っているザックが引っかかったり、良く滑る笹の枝などにやられましたが、なんとか抜けて本日のテン場に到着です。
5月4日
朝4時すぎに起床。前夜は強風と雨がかなり降りましたが、一転して天気は快晴。
青い空を見上げつつ、双子尾根の急登を上がります。北側には白馬岳が、南には白馬槍ヶ岳、唐松岳など主要な山がそびえています。
途中、ジャンクションピークを経由して、杓子岳に無事到着。
双子尾根はバリエーションルートなので、ロープを使った登攀も場合によってはありのルートですが、
今回はなんとかロープなしで登頂できました。途中トラバースや急峻な斜面もあって、ハラハラドキドキな局面もありましたが慎重に通過。
杓子岳山頂。標高2,812m。天気も良かったので展望良好。
東方向には戸隠山、南西方向には剣岳、南方向には八ヶ岳、富士山まで望めました。
山頂は風が強く、長居できそうな雰囲気では無かったの20分ほどでそそくさと下山開始。テン場になっている樺平を目指します。
樺平に到着したのですが、翌日の予報が朝から雨とのこと。
翌日に雨の中、樺平から猿倉まで下りるのは気が進まないので、途中の双子岩まで本日下りることに。
テントを撤収して、ふたたび藪漕ぎとの対決です。
覚悟はしていたのですが、下りのほうが枝が下を向いているおかげか、スムーズに通過できた気がします。
ただ、ザックの重量が30kg近いので、下りの腐った雪のおかげで脚にくる〜(涙)
双子岩でテントを設営後、お楽しみの焼酎などをグイッとあおり、そそくさと就寝です。
翌朝早いしね・・・。
5月5日
朝3:00起床。テントを撤収後、下山。まだ雨は降ってはいませんが、今にもパラパラきそうな雰囲気です。
4:40頃に出発〜、一気に猿倉荘を目指して下ります。雪が締まって凍っているのでこれまた滑ります。
沢を下る間の急斜面はアイゼンが必要ですね。
6時前に猿倉に到着、途端に雨・・・。早朝に撤収、下山で大正解でした。
その後、温泉に浸かって、ホッコリホッコリ。
今回もいい山行でした。
お風呂ですが、木崎湖のそばにあるゆーぷる木崎湖は朝7:00からやってますし、早朝割引(8:40まで)は400円と大変リーズナブルです。お風呂も天然温泉で露天風呂もあり、オススメです。
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