ウルトラライト UL系ザック

ウルトラライト UL系ザック

UL ウルトラライトってなんぞや?

山で「ウルトラライト(UL)」という言葉を目にするようになって久しいですね。

「ウルトラライトパッキング」と言う言葉も良く使われます。ザックの荷物を軽くし、重量を減らすという事ですね。また余分な物は持たない。ストイックに装備の重量を削ったり工夫したりして少しでも軽くする、という考え方です。

ザックの重さが減ればその分疲れが減りますし、軽ければ軽いほど快適で安全な登山を楽しめるようになります。

通常のザックとウルトラライト系ザックとの違い

機能が削られている

多くのウルトラライトのザックは雨蓋がありません。またジッパーを減らす事で軽量化しているものが多く、フロントからザック内部にアクセス出来るモデルも少ないです。 それとポケット少なく、まったく無いモデルが多いのもウルトラライトザックの特徴です。

ショルダーハーネス、ウエストベルトが軽量化されている

通常の中型から大型のザックには、しっかりとしたハーネス、ベルト、そして背面パッドが付いています。 ウルトラライトのザックはそれらが薄いモデルが多いです。形状を変えたり小さくしたりしてザックの重量を軽くしています。

生地が薄い

ウルトラライトのザックは薄い生地を採用しているものがほとんどです。ナイロンを採用しているものもあります。

ウルトラライトの問題点

パッキングが難しい

ザック自体はただの袋の様な形状をしているので、バランス良く荷物をパッキングするのが難しく慣れが必要です。バランスの悪いパッキングをしてしまうと、それが背負い心地に影響してしまいます。

重すぎる荷物は入れられない事が多い

大型のウルトラライトのザックがあったとしても、重すぎる荷物を入れるのは難しい場合が多いです。 ウルトラライトのザックのウエストベルトには華奢なものが多いので、荷物が重いと負けてしまう場合があります。 肩で荷物を支える比重が増えてしまうので疲れにも影響するでしょう。

お金もそれなりにかかる

チタンなど、軽い装備は値段が高いものがほとんどです。やはりその分お金がかかってしまいますね。

愛用のウルトラライトザック

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EQUINOX Pamola Ultralite Pack / エキノックス パモラ ウルトラライトパック

40Lの容量のザックは寸胴型で、上からポンポン荷物が放り込めます。

背面パッド、肩パッドも思いのほかしっかりしてます。

後ろ側はこんな感じです。

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ウエストベルトも結構しっかりしているので腰に荷重を受け止められます。

3本のコンプレッションコードは使い勝手が良く、荷物が暴れるのを防止してくれる上にパッドや脱いだ上着をくくりつけておくことができます。

サーマレストなどマットを中に入れ込むことでフレームを形成できます。

なんたって軽いです、650g程度!