PWTの振れ取り台はコストパフォーマンス抜群!
振れ取り台の買い替え
自転車を久しぶりに触りはじめて、以前購入した振れ取り台でホイールの振れ取りはしていたんですが、使わないホイールをバラしたり、ebayで安いハブを入手したりで単体のハブが手元にいくつかある状況に。
リムも古いチューブラーやローハイトのクリンチャーがあるので、見よう見まねにホイールを組んでみました。
ハブやリムのホール数は年代的に36穴や32穴のものなので、バラした際に残ったスポークで組めるようにイタリアンの8本組か6本組でやってみたのですが、やってみると以外と出来るもので、微細なフレが残るところまでは大丈夫でした。
ところが持っている振れ取り台だとフロント100mmはともかく、リアのエンド幅が126mmとか130mmのホイールのフレ取りやセンター出しがうまくいかない…。
というかエンドを固定する部分の調整ができないので、どうしてもズレが生じてしまい、コンマ何ミリといった追い込みができない。
使っていた振れ取り台はX-TOOLのもので、いま良く見かけるGORIXの製品と同じもののようです。軽くて折りたためて良い部分もあるのですが、精度を求めるのは無理なのかもしれません。
ホイールを組むなら、もっとちゃんとした振れ取り台が必要なんやけど、パークツールのts-2.2とかは国内定価で5万円以上…。
ホイールを組むといってもそんなに頻繁にするわけでもないのに、5万円はちょっと高すぎる気がします…。CRCとかの海外サイトでは3万円弱で買えるようだけど、それでも結構な金額です。
そこで、買い替え候補の振れ取り台を調べてみると、今より精度が出せそうな製品がいくつかあったので、比較して検討してみました。
第一候補 PWT WTS12
スチール製の重厚なつくりで安定性が高く作業のしやすい振れ取り台
無段階調整可能なダイヤル式ゲージにより0.1mm以下の振れも簡単にスピーディーに修正可能。
リムを振れ取り台に設置したままセンターゲージが使用可能。
■スルーアクセル対応アタッチメント付属
■対応ハブ幅:190mmまで
■生産国:台湾
お値段は16,000円程度で、パークツールの製品によく似ているのに価格は三分の一程度。
第二候補 Tacx Exact Truing Stand T3175
こちらはワークスタンドや机に固定して使用するタイプ。台座がない分コンパクトで、お値段も7,000円弱とお手頃。ただ、欠品していて注文できないので残念ながら候補から外す。
第三候補 ParkTool TS-8
ParkToolの振れ取り台の中でも手の届きやすい価格帯である「TS-8」
大手工具メーカーの商品だけあり、価格は抑えめながらも精度に問題なく、簡易的な設計のため耐久力も高そう。価格は16,000円〜20,000円程度。
■適応ホイールサイズ:16″〜29″ (タイヤを取り付けた状態で使用可能)
■適応ホイールハブ幅:170mmまで
3つの候補からPWTを選ぶ
PWTの振れ取り台は評判も良さそう。調べた時は売り切れだったんですが、再販がされたようなので、今使っているX-TOOLの振れ取り台をメルカリでお譲りして、購入しました。
使ってみた感想
パークツールの振れ取り台を使ったことがありませんので比較はできませんが、PWTのWTS12の使い勝手や精度は申し分ありません。
パークツールではオプションになっている振れ取り台の台座(脚の部分)もPWTは標準ですので、安定感もバッチリです。
少し気になっていた収納時のスペースですが、折り畳んだりはできませんので、少々かさばるのは仕方ありませんが許容範囲といった感じです。
樹脂製カバーが付属。横振れ、縦振れもこの部分を使う
出荷時にセンター出しをされているとのことでしたが、数ミリはずれていましたので、手持ちのノギスで簡易校正を行いました。校正ゲージはあったほうがいいかもしれません。これもPWT製はパークツールよりもかなりお安いです。
このナットでセンターの調整が可能です
振れ取り台も含めてPWTの製品は良心的な価格で本当に助かります。他にもテンションメーターやセンターゲージ、ハブレンチなどもおすすめです。
自分でホイールが組めるようになると、なんかホイールが増えてしまいそうな予感…。
-
前の記事
カンパニョーロ 8s レコードチタンフリーボディの脱着 2020.06.07
-
次の記事
2020年の夏休み 瑞牆山へキャンプ 2020.08.24
コメントを書く