2020年の夏休み 瑞牆山へキャンプ

2020年の夏休み 瑞牆山へキャンプ

初の瑞牆 みずがき山自然公園キャンプ場

ブログ、またほったらかしになっていました…。

コロナ禍ということもあって、山にもなかなか行けない日々を過ごしていましたが、今年のお盆休みは9連休ということもあって、さすがにずっと家にいるのももったいないので、会のI田さんに付き合ってもらって、初めての瑞牆に行ってきました。

キャンプメインでちょっとクライミング

瑞牆といえば、やっぱりクライミング。花崗岩の岩場でボルダーはもちろん、クラックやマルチピッチのルートもたくさんあって、リードクライマーも楽しめる岩場です。
自分はまだ頸椎の調子が良くなっておらず、右腕と右手の指に力が入らないので、今回はクライミングよりキャンプメインがでしたが、みずがき山自然公園キャンプ場は涼しくて快適、めっちゃお気に入りのキャンプ場になりました。

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瑞牆山はゴツゴツした感じのいかにもクライマー向けの山って感じです

お盆の時期は例年、夕方になるとザッと夕立が降ることが多いようで、この日も17時ごろに着いたのですが、雨が少し降ったあとでした。
ただ、雨が上がってまた晴れ間が出て気温も高いので、テントとタープをすぐに設営したところで、また結構な雨になり、降ったり止んだりを繰りかえしていましたが、タイミングよく雨にぬれずに済みました。

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スノーピークのタープやテーブルで快適キャンプ!

今回は、I田さんのキャンプギアにお世話になりっぱなしでした。スノーピーク製品はやっぱり使い勝手が良いものが多い!
自分は最近のお気に入り、ルナーソロです。

初日は買い出しをしてからキャンプ場入りしていましたので、早速ビールで乾杯!
キャンプでビールは最高に美味しく、少々飲みすぎました。

翌日はボルダー 二ノ谷、三ノ谷エリアへ

翌日は早朝の涼しいうちにボルダーマットを背負って出発。瑞牆はボルダーエリアへのアプローチもキャンプ場から近いところが多く、その中の二ノ谷、三ノ谷エリアに行ってみることにしました。
大阪は38℃とか、もはや外でボルダーができる気温ではありませんが、瑞牆はかなり涼しい。滑り手で汗をかく自分でもそんなに汗ばんだりしないので十分登れる感じです。
まずは二ノ谷エリアで、一手ものっぽい課題の百里眼(1級)を触ってみます。

この課題、やや薄被りの低いボルダーでリップが止まったら登れる課題なので、もしかしたらと思ってチャレンジしてみたのですが、高度が足りずリップに届きません。
リップに出るときにしっかり足に乗り、しっかり体を引いて岩から離れないようにしないといけないのですが、まだ右手がしっかり保持できないのもあって、数トライやって断念しました。
ただ、次に来たときはなんとかなりそうな気がしますし、あとから他の課題を触って思ったのですが、瑞牆の1級にしては登りやすいのではないかと思います。

5級の団栗という課題に打ち込むも…

I田さんも自分もスラブで足の練習を、ということですぐ近くにある「森の人」6級というスラブの前にきたのですが、スラブの高さにビビってしまい、その上にある団栗岩であらためてアップ。

アップで8級ぐらいの課題を登って、5級の団栗というフェイスの課題に取り付くも苦戦。
ホールドもややあまく、上部の抜けができずに二人して敗退…。I田さんも惜しいところまで行っていたのですが、どうやら使うホールドやライン取りを間違っていたようで次回の宿題に。
あとでグーグル先生で動画を見たところ、もっと登りやすいムーヴがあったようです。

しかし、この岩でのトライで指皮をかなり使ってしまったのと、他にもいろいろと触ってみたのですが5級ぐらいになると難しくなって登れない…。
なんか瑞牆ボルダー、難しい…、関西の北山公園や笠置も辛いイメージがあるけど、それ以上に感じました。

帰り道に三ノ谷や四ノ谷にも寄ってみましたが、結局この日は7級まで。ケガをしていてブランクあるとはいえ、ここまで登れないとは…、恐るべし瑞牆。
また、雨が降ってきそうな感じだったので、早めに切り上げて、お風呂へ。
コロナの影響で他府県の人は入浴できないお風呂もあって、長坂インター近くの「たかねの湯」へ。
帰りにスーパーで買い出しもできるので便利なんですが、往復1時間ってところです。

お風呂から帰って、インスタグラムをチェックしていると、友達が同じようなところをストーリーにアップしていたので、まさかと思って探してみたら、なんと偶然にも同じキャンプ場に!

大阪でよく一緒に登っていたrisaちゃんが相方さんと一緒にキャンプに。久しぶりに会えて話しもできて良かった。彼女は強いクライマーなのでケガしている自分とは同じ課題は触れませんが、またもう少し登れるようになったら、一緒に登りたい。

この日はカツオのたたきサラダと焼肉、シシャモを炭火で焼いて。ビールも美味くて最高でした。

それと、この日は流星群が見られる日で、あまり上を見上げてるのは良くないんですが流れ星を2つほど見ることができました。星もたくさん見れて綺麗な夜空も満喫できました。相変わらずハイペースで飲みすぎたせいで、早めに寝落ちしてしまいましたが、まあいつものことです(笑)

2日目はグレード更新?

さて、瑞牆最終日。本当は、ボルダーとリードを1日ずつ登るつもりでロープも持ってきていたのですが、二人とも目的だったスラブを全く登っていないので山形県エリアのスラブを登ることに。

山形県エリアの一番手前にある童子岩のスラブ面でアップをかねて。
まずは左端の「ナツメの花」8級を登る。これは無事に完登。順番に右端の7級「峠の坂道」へ。
ところがこれがバランシーで足を上げるのが怖く、アップで登るんじゃなかったと後悔しながら、足が滑らないでと祈りながらなんとか一撃で登れた。ただ7級にしてはかなり悪く感じた。

次は真ん中の「小藪の細道」6級。これは3本目ということもあってか無事オンサイト。高さはあるがホールドが大きく、隣の7級のほうが悪い気がする。

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真ん中あたりにあるガバホールドは水が溜まっていたけど、ホールドは分かりやすい。【小藪の細道】

でも、まあこれでスラブはなんとか登れました。6級までですけど…(汗)

そこからI田さん希望の名物課題「瑞牆レイバック」、これは高さもあってレイバックでグイグイ登っていくんだろうって課題でしたが、恐ろしくてロープなしでは触る気もおきず…。
クラックの「ナーガ」1級、I田さんはジャミングを決めながら、いい感じでトライされてましたが、やはりテーピングなしでは、2トライが限度。クラックが得意なI田さんなら次はのぼれそうな課題でした。

せっかくなので十六夜もお触り

すべてのホールドが小さい、まさにスラブ。といった課題。
お試しで触ってみましたが、残念ながらまともにスタートできず。最初からジブスへのハイステップがバランシーで、これは通えるなら登りこんでみたいと思える課題でしたが、まだまだ修行が足りないと感じました。

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写真で見るよりも実際は高さを感じます

今回の瑞牆山は、ボルダーで洗礼を浴びましたが、まとまったエリアに本当にたくさんのボルダーが点在し、まだまだ登ってみたいと思わせる課題がたくさんありました。
大阪からは結構距離があるので、簡単には来れませんが、また機会があればキャンプも含めて訪れたいと思います。リードもマルチもありますしね。

急にお願いしたにも関わらず、お付き合いいただいたI田さん、ありがとうございました。
またキャンプ場では、普段お見掛けするクライマーさん達にもお会いできました、皆さま今後ともよろしくお願いいたします。