カンパニョーロ 8s レコードチタンフリーボディの脱着
フリーボディの脱着とハブの洗浄
カセットを外したところで、おそらく貴重なチタンモデルのフリーボディっぽいという事が判明。カンパのこの時期のCレコハブは、フリーボディを外さないとハブのグリスアップができないので、元々外してメンテナンスするつもりだったんですが、この頃の規格は少しややこしいようです。
フリーボディを触るのが初めてですが、脱着にチャレンジしてみます。
レコード8Sのスプロケ、スプラインに前期・後期が存在する
前回のブログでも少し触れましたが、スプロケのスプラインの形状が時期によって少し異なるようで、前期は等幅のスプラインですが、後期になるとスプラインが一本細くなるようです。これにより前期のフリーには後期スプロケは勘合するが、逆は互換がないことになります。
また、自分が今回入手したフリーボディはそれらとも違い、スプラインに2本細い部分があります。前期モノにはスプロケは勘合するのかもしれませんが、このフリーボディには前期、後期どちらのスプロケも嵌らないようです。
フリーボディの外し方
ネット上で探してみたのですが、このフリーボディは見つけられませんでした。
チタンでないレコードのカセットフリーハブを紹介しておられるサイトを参考にさせていただきました。
風の杜‗カンパニョーロ・レコード・リアハブのフリーボディ着脱と交換
大変わかりやすく、参考になりました。ありがとうございました。
フリーなので、強トルクで締まっているのかと思いきや、14mmハブレンチとモンキーで簡単に外せました。事前に情報を得ていたおかげで、フリーボディをゆっくりと引き抜いて、ラチェットが散らばらせずに済みました。
あとは通常のカップ&コーンのハブと同様で、ハブ反対側のロックリングを緩め、玉押しなどを外すと、ベアリングの玉が見える。マグネット棒をつかって玉を抜き取ってみたところ、フリー側のほうが玉の径が小さく個数は10個。反対側は9個で少し径の大きい玉が入っていた。舌付きワッシャーではなく、スレッドにも回り止めの溝は入っていない。
フリーボディ上部にもチタンの刻印、高級感があります。
またフリーボディのスプラインのイモネジを外すと、そこがグリスホールとなり フリーボディ内部のグリスアップが出来ます。
フリーハブ取り付け時の器具を自作
ステンレス製の針金を100円ショップで購入し、治具を作ってみました。風の杜さんのサイトに載っていたものを見よう見真似ですが…
- ステンレス製ワイヤー0.9㎜
- 円の大きさ 内径27㎜程度(シートポストに巻き付けました)
こんな感じでラチェットを針金でおさえた状態で、ハブに取り付けます。
あとは、外した順と逆に取り付けるだけなんですが、ハブのグリスアップはまた次回に。
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