夏山縦走 後立山(白馬岳〜不帰の嶮)①
後立山の縦走路へ
先週の表銀座に続いて、今回は後立山を縦走してきました。
本当は、扇沢〜栂池まで二泊三日で歩く予定だったのですが、休みが取れず一泊での山行となったため、猿倉〜白馬八方までの縦走としました。
一泊でややゆるい計画のため、今回は歩荷トレも兼ねて重量20kg、80Lザックでの縦走。見るからに周りの人たちよりもデカいザックを背負っての縦走となりました。
例によって、さわやか信州号で大阪を出発し、白馬八方まで。そこから路線バスで猿倉まで入ります。
今日登る、後立山連峰。今週も天気が良さそうです。
バスが順調に運行し、予定よりも早く白馬八方に到着してくれたおかげで、7時すぎのバスに乗って7:30頃に猿倉に到着できました。
7:35 猿倉を出発です
整備された登山道を進んでいくと、白馬尻に到着。
掲示板を見ると、天狗山荘のテン場は使えるとのこと。
今日は白馬頂上山荘でストップの予定でしたが、天狗山荘まで行けそうです!
白馬尻から少し歩くと、大雪渓取り付き。たくさんの人が雪渓を登っています。
雪渓は軽アイゼンがあったほうがラクの登れると思います。無しでも歩けると思いますが、少しずつ滑ってずれるので疲れやすいかと思います。自分はチェーンスパイクで登りましたが、問題なし。
着脱のカンタンなので、この時期の雪渓歩きにはオススメです。
それにしても天気が良くて暑い。雪渓のエリアはまだマシだが、そこを過ぎると暑さとの戦い…。
さらに標高が上がると、だんだん風が強まってきました。
上の稜線上はかなり風が吹いているようです。
11:20 ようやく白馬岳頂上宿舎に到着
ここで珈琲を淹れるなどして休憩してから、白馬岳の頂上へ。
風が強まり、ウインドジャケットを羽織って頂上まで。時折吹く突風は、少しカラダを持っていかれそうになるぐらいの強風でした。
風が強く、寒いので頂上はほどほどにして下山。それでも白馬山荘にはたくさん登山者が。
さすが百名山、人気の山だけある気がします。
ザックをデポしていた、白馬岳頂上宿舎に戻って、食堂のカレーライスを食べる(写真撮り忘れました…)
少し冷えたカラダを暖めて、白馬三山の縦走に出発します。まずは杓子岳へ行くので唐松岳方面へ。
ザックは歩荷仕様のボラ80。ザックの自重だけで3kgほどありますが、ウエストベルトやショルダーハーネスがしっかりしているせいか、ここまでは疲れ知らずで快適に歩けました。
本当は今日泊まるはずだった白馬岳のテン場。風が強かったため、みんなテントを設営するのに苦労していたようです。
杓子岳を登る登山道から、歩いてきた縦走路を振り返る。
14:15 杓子岳山頂。ここまでの登りは最後に急登があり、ちょっとキツかった。
3年前の残雪期に登った、双子尾根。
雪のある時期でないと、岩が脆く登れそうにない。
長野側は崩落がひどく近づかないほうが良さそうです。いまにも崩れそうな雰囲気。
続いて、白馬三山最後の山、白馬鑓ヶ岳を目指します。
少しアップダウンのある縦走路を進むと、白馬鑓ヶ岳はスグ。
15:15 山頂に到着
ここからの眺めは最高でした。風が出ていたせいか、雲の流れに動きがあって、数分で景色が変わる。
360度見渡せるロケーションも最高でした。
ここで少し長めの休憩を取って、今日の寝床になる天狗山荘のテン場へ。白馬鑓を降って、少し登り返せば天狗山荘はすぐ近くでした。
15:15 天狗山荘に到着。この時間でテントは10張ほど。
白馬鑓ヶ岳がよく見える場所にテントを設営しました。
水場とトイレが使えるので、テント泊をする分には十分。
お気に入りの一枚。夕暮れ時のヒコーキ雲と空の青がキレイでした。
雲海の向こう側に戸隠の山々が見えています。夕焼けがキレイで明日もお天気になってくれそうです。
山行記録
8月26日(土)
8:23 白馬尻
8:40 大雪渓取り付き
11:20 白馬岳頂上宿舎 12:10
12:30 白馬岳山頂 12:40
12:50 白馬岳頂上宿舎 13:20
14:15 杓子岳
15:15 白馬鑓ヶ岳
15:55 天狗山荘(幕営)
その②へつづく
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