ペツル バサック レバーロックとネパールエボ&トランゴアルプの相性は?

ペツル バサック レバーロックとネパールエボ&トランゴアルプの相性は?

12本爪アイゼンと冬靴・3シーズン靴の相性

自分が所有しているアイゼンは、ペツルPETZLのバサック、レバーロックです。

軽アイゼンは持っていないので、アイゼンと言えば、この12本爪になります。

ちょっと滑るな〜という時は、チェーンスパイクを使っています。Kahtoolaのマイクロスパイクという代物ですが、これもラクちんでオススメです。

ちなみにレバーロックというのは、ペツルのセミワンタッチタイプになります。

ですので、後ろにしかコバの無い靴でも装着が可能です。

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他にペツルの場合は、ワンタッチタイプ→レバーロックフィル、バンドタイプ→フレックスロック

という呼び名になります。

以下、バサックのメーカー説明です。

簡単な雪上ルートや縦走に最適なアイゼンです。急斜面でもクーロワールでも、あらゆるコンディションで高い安定感を発揮する12 本爪アイゼンです。ポイントの長さは安定性を高めるようデザインされています。鋭いポイントは氷への刺さりを良くします。幅の広い2本のフロントポイントは、雪の斜面で高い保持力を発揮します。サイドポイントはトラバースでの保持力を高めます。

■ 重さ 約980g(1ペア、アンチスノー含む)

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アイゼン自体の印象としては、歯が長めで、かなり尖っています。なので固めの雪や氷にも良く刺さり、安心感を与えてくれます。最初のころはアイゼンケースが破れるんちゃうかな〜と思うぐらいでした。今は岩稜でのアイゼントレで先がやや丸くなってしまったので大丈夫?になっているのですが‥。

アイゼン調整もセンタープレートの穴が2列有ることから、ターンインのキツいブーツにも合わせやすいのが特徴。

グリベルとのセットが定番っぽい、スポルティバのブーツとのフィッティングについてこの後ご紹介します。

トランゴアルプとのフィッティング

3シーズン用のスポルティバ、トランゴアルプgtxです。

ソールはネパールと同じくビブラムのインパクトブレーキシステムを採用していますが、ネパールに比べるとややソールが反っています。

バサックを装着してみたらこんな感じです。

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横から見るとこんな感じで、ソールはややカーブしていますがアイゼンとの隙間はそんなに空いていないように思います。爪先部分は若干開いているように思いますが、十分許容範囲だと思われます。

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爪の出具合とソールの裏側から見ると、こんな感じです。

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ソールのターンインに沿っていて、ほぼ中心に納まっているようです。トランゴアルプとバサックの相性はまずまずといったところでしょうか。

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ネパールエボとのフィッティング

つぎは、冬靴のネパールエボです。

こちらは固いシャンクが入り、ソールもトランゴアルプに比べて真っすぐです。

装着した感じはこんなです。

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ブーツ自体が3シーズンの靴に比べて大きいです。保温材が入り、革の厚みが違うから当然ですが、こちらに合わせてアイゼンのベルトをカットしておかないとベルトが短すぎて装着するときに大変です。

まあ長過ぎても、上手にまとめないと歩いているときにベルトが邪魔になったり、最悪片方のアイゼンのベルトを踏んだり引っ掛けたりして転倒する要因にもなりかねません。

適切な長さ(自分は締めたあとの残りを20cm程度にしています)にしておきましょう。

さて横から見ると、トランゴアルプよりもフィットしていますね。隙間がほとんどありません。

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前爪の出具合はこんな感じです。ミックスくらいであれば問題ないですね、少し先が丸くなってきているのでヤスリがけせなあきませんが・・・。

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またペツルには同じ12本爪でサルケンというモデルもあります。よりスパルタンで前爪が縦型についているので、アイスなどにも向いてそうですね。

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裏側からはこんな感じです。

ネパールもターンインの角度がしっかりついているので、こちらはこれでギリギリな感じがします。

ネパールエボとバサックの相性もまずまずといったところでしょうか?

他の方のブログなどを拝見すると、シモンのマカルーもネパールエボとフィッティングが良いようですね。