久々の山行!夏の大普賢岳
久々の山行で
髄膜炎が快気してから、初めての山行は生駒山のナイトハイクでした。
当日は暑さと体力の無さでもうバテバテ…。
写真を撮ることもせず、「みんなの広場」で夜景を眺めて下山。ブログで紹介もできませんね。
次はお盆休みにやさしいところで白山あたりを考えていたのですが、高速道路の渋滞情報を見て心が折れました。
単独行なので、帰りの運転がつらい…、渋滞の無いところで大峰山系に変更。
大普賢岳なら和佐又山ベースで軽荷で登れるし、ビールもたくさん持っていけるぞ~ということで決定。
前日の早朝に和佐又山キャンプ場に向けて出発です。
こちら大阪よりの出発なので、金剛を309号のトンネルで抜け、五條、吉野経由で北山村方面へ。
熊野方面の168号線は道路崩落で通行できない区間があるようですが、169号線は問題なく渋滞知らずで、ずっと一般道路でしたが3時間弱で到着です。
さあ大普賢岳に登る
和佐又ヒュッテにクルマを置いて、登山口で登山届をポストに入れます。
ちょうどご来光の時間と重なりましたので、キャンプ中の皆さんと一緒に太陽の光を浴び、モルゲンロートの中をゆっくりと登ります。
昼間は暑くなりそうなので、午前中の涼しいうちに周回してしまいたいところですが、なんせ体力が落ちちゃってて…(汗)
大普賢岳はいろいろな窟があって、笙ノ窟をはじめ、指弾ノ窟、朝日ノ窟、鷲ノ窟と自然岩窟が開口し、地元では、先の役小角が最初に修行したところとして伝承されているそうです。
朝日窟
笙ノ窟(しょうのいわや)
鷲ノ窟
立派な壁
ほどなく日本岳(文殊岳)に到着。ここまではわりとスンナリ、まだまだ元気です。
そして、ハシゴや鎖場が。しっかり備え付けられていて、整備をされている方に感謝です。
そして、しばらく緩やかな登りをこなすと、石ノ鼻へ。
ハシゴを登って岩の上に上がると、眺めが良いところです。
ここからしばらく続く大普賢岳手前の急登で汗だくに‥。朝と言えど天気は快晴。
気温も徐々に上昇、日射しもキツくなってきました。
ハシゴやクサリ場は大丈夫なのですが、やっぱり前より息があがるというか、バテるのが早い…。
なかなかすぐに体力は戻らんなぁ、と思いつつ小普賢を通過して、ようやく大普賢岳の山頂へ。
単独行はいつもそうなんですが、少しペースが速くなりがちで、ヒュッテから1時間20分ほどで到着です。
病み上がりなんやから、もう少しゆっくりのほうがいいですね。
山頂でひとやすみ。
稲村ヶ岳、山上ヶ岳方面。天気もよく大日のキレットもよく見えます。
ここで行動食をとって少し休憩。大峰奥駈道を通って行者還岳方面へ。
水太覗、眺めのいいところで、大台ケ原方面の眺望が素晴らしいところです。
国見岳。ここは登山道からピークまで少し登らないといけないのでスルーしてしまいました…。
稚児泊。名前の雰囲気どおり、テントなども張れそうな平坦地です。
そのまま熊笹の中を歩き、シャクナゲの群生の中を進むと七曜岳。このあたりは下りが結構キツく、足にきます。
「薩摩転げ」という名前があり、滑落に注意です。
登ってきた山々が見えています。
左から大普賢岳、小普賢、日本岳ですね。
分岐点。ここから大峰奥駈道から分岐して無双洞方面へ。ここからは少し踏み跡が不明瞭になるためルートミスに注意です。
やや急なところを下って行くと看板が、あと3時間…。
気を取り直して歩いていくと傾斜が緩くなる箇所があるので、進路を北へ。
樹林帯の中を下っていくと、川の水音がしてきます。
無双洞を少し下ると、「水簾の滝」。水量が豊富で迫力のある滝です。
水しぶきが涼しく、α波?で癒されそうです。ここならラーメン食べれそう!ということでここで昼食。
滝を眺めながらカップラーメンと食後のコーヒーで体力回復を図ります。
ここから最後の登り
この先が最後の急登。
鎖とハシゴが連続する厳しい登りです。長さはそれほどでもないので、ここはもう暑さとの戦い。
なんとか登りきると、あとは緩やかなトラバースルートで「底なし井戸」など怖い名前のトラバースもありますが少し前の岩場を越えてきた人なら注意して歩けば問題なし。
そのまま進むと和佐又のコルを経由し、11時頃に和佐又ヒュッテに到着。
大普賢岳の周回コースは、奥駈道から山上ヶ岳や稲村ヶ岳・弥山・八経ヶ岳・行者還岳など奥駈の名山が一望できる、すばらしいコースです。コースもハシゴや鎖場などの変化があって楽しめます。
七曜岳から先は、少し道が分かりにくかったり、登りで険しいところもあるので要注意です。
やっぱり和佐又山キャンプ場は最高!
そして今日のテン場に到着!
自分はこのキャンプ場が大のお気に入りなのですが、やっぱりホッコリできますね〜。
ヒュッテ前の下段テントサイトも広々してて好きだし、上段のオートサイトも眺めが良くて本当に素晴らしいところです。
和佐又山ヒュッテのページ
クルマ1台 1,100円 大人 650円 こども 430円(いずれも1泊)
と以前に比べ、少しお値段上がりましたが、このキャンプ場はおすすめです。登山以外にキャンプに来ても十分楽しめると思います。
大きな楠の下にテントを張りました。この大木が日陰を作ってくれて、とてもいい感じです。
ここでビールをいただきながら、メスティンでご飯を炊きます。
このメスティンはお一人さんのゴハンならジャストで使いやすいのでオススメです。
お昼頃はテントサイトにあまり人がいらっしゃいません…。
皆さんテントを張って、車でいろんなところに出かけたりしているようです、大台ケ原や温泉とかでしょうかね?
夕方、時間があったので和佐又山にも登ってきました。眺望はあまりありませんが、さっき登った大普賢が良く見えます。
この日は、昼からビールをあおりずっと昼寝と読書でホッコリ。とても涼しくて至福のひとときを過ごせました。
8月ですが、シュラフカバーだけだと少し肌寒いかも知れません。シュラフがあったほうが快適ですね。
その日の夜は満天の星空に、翌朝は昇ってくる朝日をゆっくり眺めることができました。
大満足の復帰第2戦でした〜。
大普賢岳 周回
5:30 和佐又ヒュッテ出発 → 和佐又山のコル →
6:00笙の窟(しょうのいわや) →
6:15日本岳のコル →
6:30 石ノ鼻 → 小普賢岳 → 奥駈道出合 →
6:55 大普賢岳山頂(1779㍍) →
7:00 水太覗 → 薩摩転げ → 稚児泊 →
8:10 七曜岳山頂 →
8:25 無双洞への下り分岐 → 無双洞 →
9:30 水簾の滝(休憩) → 再びの登り → 底なし井戸 →
11:00 和佐又山のコル → 11:10 和佐又ヒュッテ到着
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