ワカンかスノーシュー?初めて買うならどっち?
- 2014.02.03
- 更新日:2019.05.27
- 山道具・キャンプ道具の考察
- アイゼン, エキスパートオブジャパン, ワカン, 冬山

冬山を始めるにあたり、靴以外に色々と揃えないとあきませんよね。
その中で、新雪でツボ足で歩けない時はワカンやスノーシューは必要なので、これまた初めのひとつを購入するにあたり少し調べてみました。
まずワカンとスノーシューの違いとは?
どちらも「かんじき」と言いますよね。
ワカンは、もともと東北や北陸で厳冬期の歩行・狩猟・農作業用に使われてきた木製や竹製のもののことであり、またこれをベースに開発されたプラスチック製やアルミ製のものを加えて、今登山ではワカンと言っています。
一般的なアルミ製のものと、シンコウカンジキなどの樹脂製のものがそうですね。
次に登山スタイルで考えると
登山靴や長靴で深雪を歩くと、ズボズボと脚が埋まってしまいます。埋まった脚を抜きながら歩くことや、その足跡を「ツボ足」といいます。
接地面積が増える分、沈み込みが減るというのがワカンの利点です。
ただワカンのサイズでは体重のある人や荷物が多い場合、けっこう沈みます。
なので湿気をあまり含まない乾雪を重装備で歩く場合は、やはりスノーシューに歩があるということになります。
ただし接地面積が大きくなれば、取り回しが難しくなります。
最近のスノーシューというのはワカン並みに小振りで機能の高いものがあります。
しかし値段もそれなりに高いものです。ワカンのほうがやはり安価です。
また急峻な登山道で氷結しているような場合や、なだらかな斜面でもザラメやシャーベットのような春雪にはワカンもスノーシューも適しません。その場合はやはりアイゼンが必要です。
これらを考慮して自分は、
まずはワカンかスノーシューのどちらにするか?
→まずはワカン。安いし、アイゼンとの併用もしやすい。あとは自分の山行でどれだけ出番があるかまだ分からないというのも正直なところです。
メーカーはいくつかあるが、どこのにするか?
定番のエキスパートオブジャパンのワカン。(商品名はスノーシューですが)
一番軽くて、値段もリーズナブル。デザインも赤が好きなのでこれを選びました。
サイズがS、M、Lと3種類ありまして、MかLかで少し悩みましたが自分はあまり体重が重いほうではないので、取り回しの良いMサイズを選びました。とは言っても3センチほどの違いですが・・・。
他にはマジックマウンテンのワカン。
形状は同じような形ですが、違いはアルミ部分に塗装がされていることと、ワカンの爪部分を固定しているリベットがネジ式なので、爪の交換も可能なようです。
ただ重さは少し重くなります。
その他は木製ワカンなどもありますが、やはり一番コンパクトで携行性の高いものが良かったので、エキスパートオブジャパンのワカンをチョイスしました。
このワカンですが、先輩方のちょっとしたカスタマイズが有効っぽいので、自分もそれにならうことにしました。
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