初めての岩場 蝙蝠谷へ

8月の第一日曜日、蝙蝠谷の清掃へ行ってきました。
蝙蝠谷は以前、岩場の利用問題でクライマーが立ち入れなくなったエリアで、その際にUさんが地元の方々と根気よく交渉し、接していただいたおかげで、条件付き許可制で開かれた岩場となっています。
その条件のひとつに、年に一度の清掃活動がありまして、それに参加してその後に蝙蝠谷でクライミングをしてきました。
今回は自分と師匠のほかにM西さん、シャントくん、ショーンくんの5名、現地で秀さんと合流する予定で、梅田に6時集合で出発。現地に7時に到着する気合いの入りっぷり。
ちょっと早すぎるかと思っていたら、袋を下げた方々が次々と神社のほうへ。
8時開始のはずが、7時半にはすでに始まっていました。
早速、落ち葉を拾ったり、雑草を抜いたり、細かいドングリをせっせと拾ったりしておりましたが、100人以上の大人数で一斉に清掃するものだから、神社はあっと言う間にキレイになりました。
その後は、参加者で記念撮影。こうもり谷を愛する会の代表、Uさんの指示のもと、160名以上で集合写真を撮影しました。
掃除の後の記念撮影。自分達は最上段。 前にいらっしゃるのは蝙蝠谷再開に尽力いただいたUさんと、いつも岩場の整備をしてくださっているNさん。 自分たちがクライミングが楽しめるのは、こういった方々が活動してくださっているおかげ。
本当にありがたいことだし、自分も自分ができることで協力したい。せめて岩場を来た時以上にキレイにして帰るといった心構えは持ち続けたいと思います。
解散後は、岩場で登るもよし、家に帰るもよしということなので、もちろん岩場へ向かいます。

といっても大半の方がクライミングをするものですから、岩場は大盛況。
晴天できつい日差しを浴びながら、何本か登らせてもらいました。

アップルートが5.9ぐらいしかないので、その5.9「もういいでしょう」は順番待ちに。
なかなか順番がまわってきそうにないので、秀さんがかけてくれたヌンチャクを借りて、5.10b「アパガード」にトライ。
下部はクラックをジャムかレイバックで登り、上部はフェースでカチ中心のホールドを探りながら登るルート。当然ジャミングなどは出来ず、下部をレイバックで登って早々にヨレてしまいテンション。上部でもホールドを間違えてテンション。結局2テンでトップアウトしたんですが、これで5.10b?という感触。
不動岩や烏帽子と同じく、辛目のグレーティングだと思いました。
その後は、となりの5.10b/c「マーメイド」に取り付くも下部で足を間違えたりして、こちらも2テン。上は細かいながらもこなせたのでオンサイトしたかった課題でした。にしても、これも10b/cにして難しく感じました。

暑さでバテバテになりながら、混んでいるので少し長めのインターバルを取っていると、5.9が空いたので、「まだ1本も登れてないよな…とショーンくんと5.9に取り付く。
これも一箇所悪いところがあって危うかったのですが、なんとかMOS。これも、これで5.9?という感じでした。恐るべし蝙蝠谷グレード。
最後に5.10b「コーナー」をマスターで登らせてもらい、こちらもオンサイト。途中ピン間隔が遠いところがあって少し怖かったですが、これはわりと快適に登れました。凹角をステミングなどを使って登る良いルートでした。(なんでも登れたら気持ち良いもんです 笑)

ということで、今回はわずか4本のトライということでしたが、それでもお腹いっぱいの気分。
帰りに近くの「銀河の湯」で汗を流しました。広めで気持ちいいお風呂でオススメです。
自分にはやや高難度なルートが多い感じがしましたが、それでもチャレンジしたい課題がたくさん。岩場もすっきり整備されていて、涼しくなったらまた通いたい岩場です。
早速、利用申請を出させてもらいましたが、今秋にまた行けたらいいな。
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