小川山から転戦 鳳来クライミング

小川山から転戦 鳳来クライミング

雨降りのGW、鳳来ガンコ岩

小川山の廻り目平から転戦して、やってきました鳳来。

Aさんとは小川山でお別れして、ここから3人でのクライミングに。

鳳来は前傾壁なので、多少の雨なら登れるだろうと車を走らせやってきました。

令和の初日となる本日は雨模様ですが、ガンコ岩へ向かいます。

乳岩峡の駐車場には5〜6台の車が。普段の鳳来から考えるとすごく少ないですが、今日はしっかり雨降り予報。さすが人気の鳳来です。

初鳳来のNくん どれを触るか思案中

鬼岩に比べると短いアプローチですが、いつもながら少々バテながら岩場に到着。当然誰もいません。被った岩の下部は予想通り濡れていませんが、Iさんが狙っていた「ルート12」は上部の浸み出しがひどく登れなかった。

途中から台湾から遠征に来られたお二人が来られましたが、ガンコ岩もほぼ貸切状態。

自分は講習会ルートでアップしたのち、Iさんオススメの「タップダンサー」5.10dへ。

被っているとはいえ、雨が降っているので岩はしっとりと湿っていて、持ち感の悪い左ホールドで手を滑らせてフォール。ここでヌンチャクをかけずに下のかかりの良いホールドでヌンチャクをセットするほうが良かった。

ここで1フォールでトップアウトして、タップダンサーは2便目で回収。苦手の前傾壁なので一応成果があって良かった。

次は「どすこい」5.11aにとりついたが、3ピン目をすぎてからのトラバースにビビってしまい、余計な力を使いすぎてテンションを入れてしまう。ホールドが決まればスムーズに登れる課題だと感じた。

そのあとはますます雨が強くなってきたのと、キャンプ場に17時までに入らないといけないので早めに撤収。「どすこい」5.11aはもう一便あれば登れそうだったが、次の機会にすることに。

愛知県民の森

鳳来での寝床はいろいろと探した結果、近場のキャンプ場の「愛知県民の森」へ。常設テントなら寝るだけだが、一張り450円。大人ひとり一泊200円なので、3人で1,050円と安い!

ご飯とか宴会は22時まで隣の建屋で食べられるし、BBQなんかもやりやすい施設でした。

明日が遠征の最終日なので、お酒は少し控えめにして22時の消灯時間に就寝。

翌朝はキャンプ場のゲートが開く7時に出発です。

最終日は自分の希望でミルキータワーへ。

全ルートが20m以上ある持久系のルートが白い岩塔に引かれているとのことで、前から機会がれば行ってみたかった岩場です。

こちらは鬼岩やガンコ岩とは違い、鳳来湖奥の駐車スペースからアプローチ約40分のところにあります。

川沿いの林道を駐車スペースから15分ほど歩き、小さなケルンがあるところから川原へ降りて対岸へ渡渉します。

初めてなので、渡渉ポイントなど探りながらでしたが、なんとか到着。

途中に岩小屋ボルダーや韋駄天ロックなどがあるので迷うことはないと思いますが、急登がキツかった…。

岩小屋ボルダーエリア
韋駄天ロック

韋駄天ロックから7〜8分登ったところにミルキータワーがあります。

そしてこの岩場も晴天なのに貸切でした。

ミルキータワー
白い岩肌で薄カブリのロングルートで威圧感あり

さっそく唯一の10台のサンバ5.10cでアップ。

ガバが続くロングルートでジムっぽい課題でした。3人とも1撃でクリア。

続いて5.11bのマーちゃんの大冒険へ

なんとこれもアッサリと登れました。11bにしては登りやすい印象です。

Iさん、ほぼOS(下部ボルダーパートで惜しかった…)

自分、ほぼFL(おなじく下部ボルダーパート1手目で失敗)

Nくん、見事FL!

これまでと違う登れっぷりに、「なんかこの岩場…」となりましたが、それは勘違いだと次で分かりました。

Iさんは5.11dの「空へ」、自分とNくんは5.11cの「翼」にそれぞれ取り付いたのですが、持久力のなさを露呈…。

翼の下部パート
5.11c 翼の中間部分あたり

翼は下部のボルダーパートが細く、そこを超えると大レストができ、しかもガバも豊富なのですが、いかんせんロングルートなので上部でヨレて力負け…。

ホールド候補が多すぎて、少し登っただけでは覚えきれない…、頭が悪いせいもあるけど(汗)

少し悪いホールドでも構わず登りきってしまう持久力が必要なルートでした。

Iさんトライ中 空へ5.11d

 

触れなかったペコちゃん 5.11ab

ランディングもよく、ビレイもしやすくて居心地良かったミルキータワー。鳳来に来るようなクライマーならワンデイで全て登れてしまうからなのか空いています。自分にはちょうど良いグレード感なので、また来たいですね。