名張・香落溪でクラックを【その①】

名張・香落溪でクラックを【その①】

夏のクライミング、トレーニングに

頸椎のヘルニアがすっきりしないので、ビレイをするのが少々辛くて
ボルダーを始めたら、これがなかなか登れないもんだから北山公園には冬の間はちょくちょく通いました。

おかげで目標にしていた「アドレナリンカンテ」を完登することができて、それはよかったのですが
ボルダーもシーズンが終わり、手汗をいっぱいかくヌメラーな自分はこういう時期は山登りにシフトするんですが、やっぱりコロナ禍な現状では、涼しい遠方まで出かけていくのは緊急事態宣言やら出たりする中では憚られます。

2021年4月25日(日)、森の中でまだ比較的涼しいってことで4~5年ぶりに名張まで出かけ、クラッククライミングに挑戦してきました。
ブログ、ほんとに放置していて今日はすでに7月ですが、しばらく通ってクラックに日記的にしようかと思いましたので、今更ながらですが投稿します。

初めてのエリア、第一岸壁

最初は名張の「第一岸壁」へ。
前に一度来た時は屏風岩へ行ったので、ここは初めてのエリアです。
同じ会山岳会に所属するI田さんと元会員のS橋さんにアテンドしてもらい、まずは名張の川を渡渉。そこそこの流れにザックに重みもあって、ややフラフラしながら無事に川を渡る。
川を渡れば、岩場まではスグ、急登を2~3分も登れば、柱状節理が発達した岩場に到着します。

まずはトップロープ、でも手が痛い

岩場に到着して、まずはテーピングで悪戦苦闘。
テーピングも慣れるまでは、相当時間がかかりますね。四苦八苦しながらなんとか不細工ながらもテーピング完了。

まずは直登5.10aをトップロープで

さあ、いよいよクライミングですがクラックは通算2回目なので、まずはトップロープを設置してもらい、久々のジャミングに挑戦。
ルート自体は15mとさほど長い訳ではなく、途中にテラスがあるのでレストもできる。ただ上部がワイドっぽいクラックになっており、自分はそこでジャミングが出来ずレイバックで登りましたが、本来ならカムを決めて登らないといけないので、10aとはいえフェイスのクライミングとはかなりグレード感が違う感じがします。
ほんとクラックは低グレードでも、リードで登れる気がしない…。

ワイドクラックのゴールデンボンバー

つぎは、5.8のゴールデンボンバーという課題。
短いルートですが、ワイドクラックで#5のカムを使って登るルートのよう。
ここもトップロープながらワイド登りが出来ずレイバックで登ってしまう。
2本トライし、2回目はワイド登りでなんとかギリギリ登れましたが、トップロープじゃなかったらおそらく力尽きていたと思います。いらん力を使いすぎて、もうバテバテ…。

フィンガークラックのこれなんですか 5.10a

最後は、登りやすいと勧めてもらった「これんなんですか」にトライ。
確かにジャムはサイズ的に決めやすいのかもしれませんが、少しルートが長いのと、フィンガージャムもまだまだ下手くそなので、余計な力を使いまくってしまい上部の小ハングのところで力尽きました。
何度かテンションをかけて、なんとかトップアウト。
降りてきて手が痛いな~と思って見てみると、手の甲が腫れてるような…。

てな感じで、久しぶりのクラックは、全部トップロープでまともに登れた課題はありませんでしたが、名張は地元の岩場に比べると、森の中にあるせいかちょっと涼しくて、汗っかきの自分もまだ登れる感じです。手がまだまだ痛くなるので、慣れるまでもうしばらくかかりそうですが、マルチピッチも登りたいルートがあるので、カムセットやジャミング、ワイド登りも含めて、もう少しレベルアップしたいところです。

しかし、ギアを揃えるとかしたら、また散財やな…。